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米最大の洋上風力発電所を建設へ ニューヨーク州ロングアイランド沖。90MWの発電容量(AFP)

2017-02-09 12:53:06

windnyキャプチャ

 

 【2月9日 AFP】米国最大の洋上風力発電所を建設する事業計画が先月、ニューヨーク州で承認された。建設されるのは同州ロングアイランドの沖合で、約5万世帯への電力需要が可能だという。

 

 サウス・フォーク風力発電所(South Fork Wind Farm)は、ニューヨーク州クイーンズおよびブルックリン地区沖のロングアイランドの先端から南東約50キロの洋上に建設される。2019年までに着工する予定で、まずは15基のタービンが設置され、90メガワットの発電量が見込まれている。

 

 電力事業者ロングアイランド・パワー・オーソリティー(LIPA)と共に今回の計画を発表したニューヨーク州のアンドリュー・クオモ(Andrew Cuomo)知事によれば、ロングアイランドの沿岸部からタービンが見えることはないという。

 

 事業を請け負うディープウォーター・ウインド(Deepwater Wind)はAFPに対し、2022年までに稼働を目指すとしながらも、タービンの製造業者に関してはまだ決定しないことを明らかにした。

 

 完成すれば、サウス・フォーク風力発電所は米国で2か所目の洋上風力発電所となる。最初の洋上風力発電所は、北東部ロードアイランド州ブロック島(Block Island)の沖合に建設され、昨年12月から稼働している。

 

http://www.afpbb.com/articles/-/3116257