シンガポールの中央銀行(MAS)は、グリーンボンド等のESGボンドの発行と取引を同国市場で活発化させるため、発行体のコスト負担を軽減する新補助制度「グリーンボンド・グランド・スキーム」を立ち上げる方針を明らかにした。
同国の第二財務大臣の Lawrence Wong 氏が今週、シンガポールで開いた会議の場で述べた。グリーンボンドの発行市場は急拡大しており、昨年は世界全体で前年比倍増の820億㌦となった。今年もさらに伸びるとみられている。パリ協定の発効を受け、各地で再エネ、省エネなどのグリーン投資の増大が予想されることから、資金調達手段としてのグリーンボンドに期待が集まっている。
ただ、グリーンボンドをはじめとするESGボンドの場合、通常の債券の評価に加え……
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