HOME8.温暖化・気候変動 |シンガポール グリーンボンドの国際金融市場化を目指し、同国市場で発行のグリーンボンドに中央銀行が補助金供与の新スキーム。6月から開始へ(RIEF) |
MASキャプチャ

 

 シンガポールの中央銀行(MAS)は、グリーンボンド等のESGボンドの発行と取引を同国市場で活発化させるため、発行体のコスト負担を軽減する新補助制度「グリーンボンド・グランド・スキーム」を立ち上げる方針を明らかにした。

 

 同国の第二財務大臣の Lawrence Wong 氏が今週、シンガポールで開いた会議の場で述べた。グリーンボンドの発行市場は急拡大しており、昨年は世界全体で前年比倍増の820億㌦となった。今年もさらに伸びるとみられている。パリ協定の発効を受け、各地で再エネ、省エネなどのグリーン投資の増大が予想されることから、資金調達手段としてのグリーンボンドに期待が集まっている。

 

 ただ、グリーンボンドをはじめとするESGボンドの場合、通常の債券の評価に加え……

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