オランダの電力網運営会社のTenneTは、ハイブリッド型のグリーンボンドを発行した。発行額は10億ユーロ。ボンドだが、株のように償還期間に制限がないほか、クーポン払いを先延ばしできるなどの性格を持っている。劣後性がある分、クーポンレートが高く(2.995%)、その分、実質利回りは高いことから、発行額に対して3倍の応募があった。
TenneTは、オランダからドイツにかけての洋上に今後10年間で90億~110億ユーロに及ぶ洋上風力事業を展開している。今回の調達資金もその一部となり、ドイツ地域の6つの洋上風力事業に充当される。発行時点から当初の7年間はnon-call期間で、共同ストラクチャーアドバイザーのバークレイズ(英)、ドイツ銀行(独)をはじめ、BNP Pariba(仏)、HSBC(英)、ING(オラ……
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