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アジア開発銀行(ADB) 気候変動ファイナンスのデータベース整備・公開(RIEF)hes Climate Financing Database

2017-04-10 12:37:48

ADB1キャプチャ

 

 アジア開発銀行(ADB)は気候変動金融に関するデータベースを整備、公開した。ADBは2020年までに年間60億㌦規模の気候変動対策資金をアジア地域で展開する方針を定めており、ADBが展開するグリーン事業の情報開示を進めることで、気候変動金融への理解を広げることを目指すとしている。

 

 立ち上げたデータベースは「 Climate Change Financing Database 」。ADBが展開している気候変動対策の各国での取り組み事業の概要の説明や、データ・グラフなどの分析情報も開示される。事業に活用される金融手法などもわかりやすく紹介されている。https://www.adb.org/climate-change-financing

 

 ADBのサステナブルファイナンス分野担当の副総裁Bambang Susantono氏は「今回のデータベースは、ADBがアジア・太平洋地域で気候変動対策を推進していることを紹介するだけでなく、自らの事業の透明性と説明責任を果たすためのものでもある」と説明している。

 

 さらに、ADBが自らの気候変動活動を包括的に情報開示するのは、国際公的金融機関の中で初めて、と強調している。

 

 ADBが昨年、実施した気候変動対策へのファイナンスは、内部資金だけで37億㌦(温暖化回避事業に26億5000万㌦、適応事業に10億8000万㌦)、さらに外部資金も含めると44億㌦に達する。パリ協定の発効を受けて、この額を年間60億㌦に引き上げる計画。

https://www.adb.org/news/adb-launches-climate-financing-database