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欧州の4金融機関が国連の人権委員会に基づく「ガイディング原則」に金融機関として初めて署名(FGW)

2012-02-10 16:02:38

署名したのは、英バークレイズ銀行のほか、スイスのクレディ・スイス、UBS、イタリアのウニ・クレジットの4金融機関。署名対象となった人権原則は、2011年3月に国連総会で報告された通称、「ラギーレポート」に基づく。グローバル化に伴ってグローバル企業等が引き起こす人権問題についての規定で。金融機関はその投融資活動に際して、対象となるグローバル活動を展開する企業が、人権原則に抵触していないかどうかを評価することを宣言する。

 4金融機関に続いて、6金融機関が署名を検討中とのことで、さらに6金融機関が関心を示しているという。これらの金融機関の中に日本の金融機関が含まれているかどうかは不明。今回署名した4金融機関は、ガイディング原則を金融機関に適用するための「実際的な運用」についての手順等の取りまとめ作業にも従事してきた。

4金融機関のプレスレリース:http://www.menschenrechte.uzh.ch/index/Thun_Group_Statement_Final.pdf

国連のサイト:http://www.ohchr.org/EN/Issues/Business/Pages/WGHRandtransnationalcorporationsandotherbusiness.aspx