米国の大学の基金運用において、ESG投資が伸び悩んでいる。調査によると、全米約800の大学基金の運用に占めるESG投資の比率は、昨年が16%で前年の17%からわずかだが低下した。米国の大学では温暖化を促進する石炭関連企業への投資を基金の投資ポートフォリオから引き揚げるDivestment運動が始まったことで知られるが、一方でESG投資よりも、より経済的リターンの高い投資を重視する大学の動きも根強い。
調査は「National Association of College and University Business Officers(Nacubo)」が毎年実施している。Nacublは全米1900の大学やカレッジの運用担当者らがメンバーの非営利組織。今回はこのうち809の大学基金の運用状……
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