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ルクセンブルグ、世界初の「グリーン・カバードボンド」の法的フレームワークを整備。再生可能エネルギー事業向け貸出債権をボンドでファイナンス(RIEF)

2018-07-11 22:44:37

Greencoveredbondキャプチャ

 

 ルクセンブルグは、金融機関が再生可能エネルギー関連の貸出債権を担保に発行するボンドである「グリーン・カバードボンド」の法的なフレームワークを整備した法律を今月付で施行した。グリーン・カバードボンドが法制化されたのは世界で初めて。ルクセンブルグではサステナブルファイナンス促進につながることを強調している。

 

 カバードボンドは日本ではあまり知られていないが、欧州では18世紀から普及している資金調達方法だ。金融機関が保有する住宅ローン債権や公共セクター向け債権を担保として、金融機関が発行するボンドをいう。法律に基づいて発行されるほか、債券への投資家は担保(カバープール)に対して優先請求権を持つため、信用力が高く、機関投資家の投資対象となっている。

 

 今回のグリーン・カバードボンドは、担保となる債権を再生可能エネルギー事業向けの融資債権を担保にする点が特徴だ。対象事業は、太陽光、風力、空気熱(Aerothermal)、地熱、熱水発電、海洋発電、水力発電、バイオマス、埋め立て発酵ガス、下水道処理ガス、バイオガス、その他の同様の再生可能なエネルギー開発事業とする。

 

 グリーン・カバードボンドを認定する新法は、担保の対象となるグリーン事業の「グリーン性」を適格に評価するために、ファイナンスの対象となる機器やインフラに関する厳格なクライテリアを設けているという。

 

  金融機関は再エネ事業向けの融資資金を、グリーン・カバードボンドでより確実にカバーできるほか、投資家にとっても優良な投資債券への投資機会が増えることになる。ルクセンブルグは高い水準の新たな金融商品の場を提供することで、サステナブルファイナンス市場の国際的プラットフォームとしての存在感を高めることを目指している。

 

http://www.luxembourgforfinance.com/en/news/worlds-first-legal-framework-green-covered-bonds