HOME6. 外国金融機関 |欧州中央銀行(ECB)、2019年の銀行監督上の12のリスク評価。気候リスクは短期的には小さいが投融資に重要な影響も。中長期的リスク評価でEU全体のストレステストに前向き(RIEF) |
ECBキャプチャ

 

   欧州中央銀行(ECB)は、2019年の銀行監督で重視するリスク評価を公表した。不良債権や低金利など12のリスク要因をリスクの蓋然性とインパクトの強さで分類・評価した。このうち気候変動リスクが金融システムに及ぼす影響は、蓋然性もインパクトも短期的には小さいが、銀行の投融資には重要な影響を及ぼし得ると指摘。中長期的リスク評価の気候ストレステストに前向きな構えを示している。

 

 ECBのリスク評価は、ユーロ圏全体に共通する「単一監督メカニズム(Single Supervisory Mechanism : SSM)」が抱えるリスクについて、今回、12の要因を選んで、そのリスクの蓋然性(発生頻度)と、起きた場合の影響の大きさの両方の影響をマッピングした。

 

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