HOME2. 保険 |SASB(米サステナブル会計基準審議会)の「非財務情報開示基準」を点検する⇒その③「金融業」、ESG要因を信用分析等に統合。商業銀行、投資銀行、住宅金融、保険等7業種(RIEF) |
SASBcccキャプチャ

 

 SASB公表の「非財務情報開示基準」の点検第3弾は、金融業(Financials)である。金融セクターは、商業銀行、投資銀行、資産運用・カストディ、消費者金融、住宅金融、証券・商品取引、保険の7業種。金融業は投融資先のESG要因を評価する立場にあることから、ESG要因を信用リスク評価等に統合することを求めているのが特徴だ。

 

 日本のメガバンクを含む大手金融機関は、商業銀行から投資銀行、資産運用等、複数業務を総合的にカバーしている。そうした企業の場合は、すでに「点検②」のエネルギー総合大手のように、SASBが示す各業種基準を自らの該当活動に適合し、総合的に開示することを求めている。

 

 まず「商業銀行(Commercial Ba……

申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。

ログイン