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英国野村アセットマネジメント(NAM UK)、「グローバル・サステナブル・エクイティ・ファンド」立ち上げ。SDGs適合の30~40社に投資。ベンチマークを2~3%上回る目標(RIEF)

2019-04-17 22:12:29

Nomura1キャプチャ

 

  英国野村アセットマネジメント(NAM UK)が、同社として初となる「グローバル・サステナブル・エクイティ・ファンド」を立ち上げた。国連の持続可能な開発目標(SDGs)の目標に適合するグローバルな投資株を30~40銘柄を組み込んだポートフォリオで運用する対象とする。MSCIのベンチマークインデックスを2~3%上回ることを目指すとしている。

 

 ファンドの運用はNAM UKのポートフォリオ・マネジャーのAlex Rowe氏と Equity Investmentのヘッドを務めるTom Wildgoose氏の二人が軸になる。SDGsの17目標のうちでも、健康分野のヘルスケア、再生可能エネルギー、フィンテックなどの分野の先端企業をグローバルに選択する。

 

 ベンチマークのMSCIインデックスは、「MSCI All Country World Total Return index」とする。ファンドを運用するAlex Rowe氏は「われわれは投資家の間に、真にアクティブでサステナブルな投資ソリューションへの需要が増大していることを踏まえ、新ファンドを開発した。同ファンドはこれまでのNAMUKの責任投資へのコミットメントと、膨大なトラックレコードに基づく当然の結果でもある」と指摘している。

 

 NAM UKの代表のPeter Ball氏も「新ファンド戦略は、野村グループのグローバル・エクイティ投資プラットフォームと、これまでの責任投資の長期のトラックレコードを活用して生み出された」と強調している。

 

 NAM UKの運用資産はアイルランドの「Nomura Funds Ireland Plc.」で管理されており、直近の総額は77億㌦(約8550億円)となっている。

 

  NAM グループは、2011年に国連支援の責任投資原則(PRI)に署名した後、2013年にはMSCIのESGリサーチを踏まえ、ESG分析をすべての株評価に盛り込んでいる。また2018年からは、すべての投資チームのパフォーマンス目標にESG評価を公式に導入している。

 

  SDGsへの貢献と、高利回りを目指す同ファンドについては、日本市場でも展開してもらいたい。

https://www.nomura.com/nam-europe/resources/upload/NAM-UK-Launches-Global-Sustainable-Equity-Fund-150419.pdf