HOME6. 外国金融機関 |イタリアの中央銀行であるイタリア銀行、ESGクライテリアに基づく環境・気候変動取り組み企業に投資する70億ユーロの株投資スキーム設立(RIEF) |
BankofItalyキャプチャ

 

  イタリアの中央銀行であるイタリア銀行は、自らの投資戦略として、環境・気候変動に積極的に取り組む企業株に投資する70億ユーロ(約8750億円)規模の投資スキームを立ち上げる。対象企業は、温室効果ガス排出量等のESGクライテリアで選別する。環境に、気候変動に、プラスの貢献をする企業は「中央銀行が投資する」というお墨付きを得て、市場での評価も高まることになる。

 

 イタリア銀行は、これまでも銀行自身の資金運用として、イタリア企業だけでなく欧州企業株を対象とした80億ユーロの投資ファンドを運営している。これは欧州中央銀行システムの金融政策としての市場取引とは別である。ただ今回の新投資スキームでは、ESG要素の高い企業株を中央銀行として選別することで、市場のESG投資を促す政策効果も目指す。

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