英国のFRC(財務報告評議会)は、機関投資家向けの行動規範であるスチュワードシップコードの改定版を公表した。改定では、気候変動を含むESG要因の影響を、投資判断に組み込むことへの「期待」を「原則」として盛り込んだほか、対象となる投資資産を従来の上場株から、債券やプライベートエクイティ等に拡大、英国外の投資も含める。ESG要因への配慮を全投資資産、および内外投資の運用に求める。
同コードの改定は、2010年の制定後、2012年に改定して以来、2度目。FRCは、「本質的で野心的な改定」と位置づけている。英国のコードは、日本の金融庁のスチュワードシップコードのモデルでもあり、わが国でも同コードの見直しが求められそうだ。
新コードは2020年……
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