HOME6. 外国金融機関 |クレディスイス、プロジェクトファイナンスの内部ガイドラインに、「先住民コミュニティの保護」項目盛り込みで、人権NGOと合意。エクエーター原則の改定作業に影響の可能性(RIEF) |
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 スイスの大手銀行クレディスイス(Cedit Suisse)は、プロジェクトファイナンスの行内ガイドラインに、「先住民コミュニティの保護」項目を盛り込むことを決めた。2017年に問題化した米ノースダコタ石油パイプライン建設(DAPL)案件への融資をめぐり、人権NGOから先住民配慮を求められていた。同行の先住民配慮条項の導入は、現在進めている「エクエーター原則」の改定作業にも影響しそうだ。

 

 DAPLは米企業「エナジー・トランスファー・パートナーズ」が、北ダコタのバクケン油田から南東のサウスダコタ、アイオワ両州を経て、イリノイ州までの1886 kmを結ぶ地下パイプライン事業。建設ルート周辺の居留地に住むアメリカ先住民スタンディングロック・スー族とその支援者たちが、水源の汚染を懸念し、反……

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