米公的年金で第二の規模をカリフォルニア州教職員退職年金基金(CalSTRS)は、保有ポートフォリオの気候リスクを開示する「Green Initiative Task Force 」の年次レポートを公表した。それによると、TCFDが求めるパリ協定の「2℃目標」シナリオへの適合度で、上場株、債券投資とも、現状のカーボンバジェットを28%~35%残し、それぞれ2031年、33年まで適合水準を維持できるとしている。
今回のCalSTRSの気候リスク開示は、カリフォルニア州が昨年成立させた州法「SB964」に基づく。同法は、先に公表したカリフォルニア州職員退職年金基金(CalPERS)と、CalSTRSに対し、気候リスクの義務的開示を求める内容だ。CalSTRSは保有資産2460億㌦で、Ca……
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