ドイツの資産運用会社TBF Global Asset Managementは、同社が運用するESG連動の主要ファンドの投資先から米財務省証券（US Treasuries）を除外することを明らかにした。米国のパリ協定からの離脱や、京都議定書や国連の生物多様性条約等への批准見送り等を理由としている。「反ESG政策」を理由に、流動性の高い米財務省証券への投資を止めるのは極めて珍しい。

 

　TBF Global Asset Managementはブティックタイプの資産運用会社。今回、対象としたファンドは「TBF GLOBAL INCOME」。同ファンドの運用資産額は2億1678万ユーロ（約260億円：直近データ）。株と債券の混合投資で、投資国のウエイトでは米国が40.87%で最も多い。次いでノル……

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