イングランド銀行総裁のマーク・カーニー氏は27日、11月に英グラスゴーで開く国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)の主要課題となる「民間金融アジェンダ(PFA)」に言及した。同アジェンダは投融資に占める気候変動リスクを金融機関自身がスレステストで評価し、金融活動に伴う気候リスクの情報開示を促すことで、ビジネスチャンスにつなげることを目指すもの。サステナブルファイナンスをCOP26での中心課題に据えることになる。
カーニー氏は、金融安定理事会(FSB)議長として気候変動リスクの情報開示を促進するTCFDを組織、2017年6月の提案につなげた。同氏は、今年3月15日にイングランド銀行総裁を退任後、COP26を主催する英国政府の首相アドバイザーと、国連の気候大使として、役割……
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