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山梨のNPO、遊休農地解消へ疑似私募債で資金調達 490万円(各紙) 福島・飯舘の黒毛和牛も育む

2013-02-02 21:59:18

山梨県で飼育されている福島飯舘の黒毛和牛。元気だよ
山梨県で飼育されている福島飯舘の黒毛和牛。元気だよ
山梨県で飼育されている福島飯舘の黒毛和牛。元気だよ


山梨県南アルプス市の農業振興のNPO法人・南アルプスファームフィールドトリップ(小野隆理事長)が疑似私募債での資金調達に踏み切った。疑似私募債は少額資金を少人数のネットワークで調達するのに適した金融手法。一口10万円で総額490万円を調達する。調達した資金は、同市内の遊休農地解消の事業資金に充てるが、対象のうちの一部では福島県飯舘村の農家から購入した牛が飼育されており、飼育費用にも適用される予定。


 疑似私募債は、届け出不要などのメリットがある少人数私募債を模した仕組み。NPOだけでなく、有限会社や個人事業主も発行が可能。南アルプスファームは賛助会員を対象に発行する。利息は年3.0%、償還期間は5年間。集めた資金は同NPOの主要業務である遊休農地の再生のために活用する。遊休農地はこれまでに10ヘクタール分を再生している。




 すでに再生した10ヘクタールの農地のうち、2ヘクタールの農地では、福島県飯舘産の黒毛和牛2頭が飼育されている。2頭とも雌牛。NPOでは、高品質といわれた飯舘牛の系統を残し、いつの日か里帰りさせたいとしている。疑似私募債はそうした育成資金にも充てられる。http://npo-farm.net/rijicyou.pdf

 

http://npo-farm.com/