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もりやま市民ソーラー3号機への出資を募集、子・孫を受益者にするプランも登場(環境ビジネス)

2013-06-13 15:10:43

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moriyamasimin20130610_d滋賀県守山市で「もりやま市民共同発電所推進協議会」は市民出資による公共施設の屋根借りの太陽光発電事業「もりやま市民ソーラー」を進めているが、1号機、2号機に続き、今夏に稼働予定の3号機への出資の協力を呼び掛けている。

3号機の設置費用に充てる資金として、受託者であるトランスバリュー信託が実績配当型合同運用指定金銭信託により、市民から出資金の募集を6月3日に開始した。

同協議会は、市民、事業者、市が連携し、市民共同発電所事業等を推進することを目的に、平成24年11月26日に設立された市民団体。市民共同発電所事業では、市民からの出資を原資にした太陽光発電設備を公共施設の屋根に設置し、その設備によって発電された電気を売電し、出資者に還元していくという新たな環境応援型事業を展開している。「環境先端都市」をめざす守山市では、自然エネルギーの活用と普及啓発につながる、本事業を積極的に推進している。

本事業において、市立守山中学校柔剣道場に3月に設置された1号機は順調に稼動中で、2号機は小津こども園に現在設置中で7月までに稼動する見込み。3号機は、山市立河西幼稚園舎の屋根にシャープ製太陽光発電設備(定格出力27.93kW)を設置する。総事業費は880万円。

今回の3号機の募集では、生前贈与方式の「緑の贈与型」プランを新たに設け、子どもや孫を受益者(償還金・配当金の受取り人)とする申込みができるようになった。本ファンドは18年にわたる長期の信託契約となり、高齢者は、申込みを躊躇する場合があった。そこで、「緑の贈与型」の申込みを追加。本プランでは生前贈与の非課税限度額を利用し、子どもや孫に現金でなく、太陽光発電事業への投資を目的とした信託受益権を贈与することにより、償還金・配当金が毎年子どもや孫の口座に入金される。

トランスバリュー信託主催による、もりやま市民ソーラー3号機設置計画および出資募集にかかる説明会が、6月11日(火)、6月23日(日)、7月6日(土)に、合計6会場にて開催される。

 

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