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国際環境NGOのバンクトラック 主要金融機関による「グリーンボンド原則」に注文 「まず石炭火力等への投融資を停止せよ」(FGW)

2014-04-16 00:45:35

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banktrack-2国際的環境NGOのバンクトラック(本部オランダ)は、Bank of America Merrill Lynchや シティグループなどのグローバル金融機関が今年の初め、グリーン投資のための債券発行による資金調達の共通化を目指す「グリーンボンド原則(GBP)」を宣言したことに対して、「銀行は、緩いガイドラインよりも、石炭火力発電等への投融資を早急に停止すべきだ」と指摘する公開書簡を出した。

 

GBPは日本のみずほ銀行、大和証券を含む13の金融機関が署名している。太陽光や風力発電所の建設やスマートシティ建設などの大規模グリーンインフラ事業などの資金調達として、最近は主要銀行がグリーンボンドを発行する事例が増えてきた。そこでGBPはグリーンボンド発行のルールの共通化や市場の透明性を高めることを目指して共通の原則を定めた。

バンクトラックは、銀行団に対して、何が原則に基づく「グリーン」を構成するのかという定義やクライテリアを明確に示すべきであるほか、銀行が引き受ける債券の情報開示について高いレベルの標準を確保すべき、独立した第三者による開示情報の認証などの体制をとるよう指摘している。

バンクトラックはこうした趣旨の公開書簡を署名した13の金融機関に対して送付した。差出人はバンクトラックのほか、米Friends of the Earth, Rainforest Action Network(RAN), International Rivers, Amigos da Terra – Amazonia Brasileira, Global Witness 、そして Berne Declarationの連名となっている。

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   NOTES         The open letter to the Green Bonds Principles signatory banks can be found on the BankTrack website here.

http://www.banktrack.org/manage/ems_files/download/10670/140409_banktrack_letter_to_green_bonds_principles_banks.pdf