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広島銀行 地域のソーシャルビジネス支援事業で、日本政策金融公庫や地元NPOらと支援ネットワーク結成(FGW)

2015-06-18 12:18:52

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広島銀行は日本政策金融公庫、地元広島のNPO団体等と連携し、地域の社会課題をビジネスの仕組みを生かして解決を目指すソーシャルビジネス事業者を支援するため、「ソーシャルビジネス支援ネットワークひろしま」を立ち上げた。地域金融機関、政策金融機関、中韓支援組織、地元基金の4者が連携して、それぞれの得意分野を発揮して、地域でのソーシャルビジネス事業者を支えていく。

 

 16日付けで発足したネットワークには、広島銀、日本公庫のほか、同分野の事業運営支援を手掛けるNPO法人「ひろしまNPOセンター」(広島市)と公益財団法人「コミュニティ未来創造基金ひろしま」(広島市)が参加する。

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 ソーシャルビジネスは高齢者の介護や、女性活躍推進、子育て支援、障碍者の就労支援など多岐にわたる。しかし本来、短期的な収益性が十分に見込めないほか、それぞれの分野の専門性も必要とされるなど、事業を立ち上げ、運営していくうえでいくつもの課題を抱えているケースが少なくない。

 

 そうした事業者への支援は、NPOだけでも、基金だけでも十分に対応できない場合がある。そこでは事業立ち上げに必要な情報を各機関が連携することで、ワンストップで取得できる体制を整え、事業者の負担を軽くし、事業運営をスムーズにできるように後押しする。

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 4者は、共同でソーシャルビジネス普及についてのセミナーを開催するほか、事業に協力してくれる関係先の紹介も行う。また、事業者の「起業力」を高めるため、ビジネスモデルを競い合うコンテストも実施する。広島銀と政策金融公庫は、有望な事業者には協調融資を提供する。また自治体等の補助金活用などもアドバイスし、事業稼動後の継続的な運営助言なども対応する。さらに、事業の担い手育成も目指す。

 

 広島銀はこれまでも、地元のひろしまNPOセンターと業務連携してきた実績があり、今回のネットワーク化をテコに同分野向けのサービスを一段と拡大する考えだ。日本公庫の中国地方5県でのNPO法人向け融資は2014年度で93件と前年度に比べほぼ2倍に増えている。

 

http://www.hirogin.co.jp/ir/news/paper/news150616.pdf