SBIホールディングス シンガポール子会社を通じ、インドでマイクロファイナンス事業に出資。2件目(FGW)
2015-06-28 22:41:44
SBIホールディングスは子会社で、ファンドの運用・管理を行うSBIベンキャピタル(Vem Capital Pte,:本社シンガポール)を通じて、インド北部を中心にして農村や、都市部の貧困層等に小口融資をするマイクロファイナンス事業を展開するサティン社(Satin Creditcare Network Limited)に出資した、と発表した。
マイクロファイナンスのサティン社への出資は、ベンキャピタルがオランダの開発金融公庫と共同で設立したSBIFMO金融セクターファンドを通じて行う。同ファンドは新興アジア諸国の有望な金融機関を投資対象とするファンド。
Satin社は1990年に創業したインドのマイクロファイナンス事業会社。2015年3月末時点で、インドの北部中心の11州で合計267の支店を展開している。2015年3月期の融資実行件数は個人や零細事業者合計約100万件を超えている。
また同社はインドマイクロファイナンス業界団体Micro Finance Institutions Network(MFIN)が公表する、公正な事業活動の評価指標であるResponsible Business Index(2013-2014)調査で、業界平均を上回る高いスコアを獲得しているという。同社に対するファンドの出資持分比率は約10%。
なお、SBIFMOファンドは、2015年3月には、サティン社の創業者が設立した別のマイクロファイナンスにも出資している。
http://www.sbigroup.co.jp/news/2015/0608_9341.html
SBI FMO金融セクターファンドについて
名称 | : | SBI FMO EMERGING ASIA FINANCIAL SECTOR FUND PTE. LTD. |
運用会社 | : | SBI Ven Capital Pte. Ltd. |
設立年月日 | : | 2013年10月 |
投資対象 | : | 新興アジア諸国の金融機関 |