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八十二銀行 木曽・御嶽山周辺の復興 クラウドファンディングのミュージックセキュリティーズと共同で展開へ。ネットで小口投資で支援、まず地元名産の漬物会社に(各紙)

2015-07-08 01:55:41

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八十二銀行(長野)は、クラウドファンディングを手掛けるミュージックセキュリティーズ社と協力し、昨年9月の噴火で戦後最悪の火山被害を出した御嶽山周辺の地域経済の復興を支援する応援ファンドをつくる。

 

 まず、漬物製造のアルプス物産(長野県木曽町)の冷蔵倉庫増設資金(500万円)を、インターネットを使い、ミュージックセキュリティーズのサイト(セキュリテ)で募集する。一口2万1400円とし、出資者には今冬以降に、地元名産の「すんき漬け」などの名産を配布する。

 

 すんき漬けは、地元産の赤カブの葉を塩を使わず乳酸菌で発酵させて作る漬物。このため、健康面で様々な効果が期待されている。御嶽山の噴火前、アルプス物産は増産を検討していたが、噴火によって計画はとん挫した格好になっていた。

 

 今回の八十二銀行とミュージックセキュリティーズの共同支援によって、事業目的に共感した全国の個人から出資を得る形で、新たな事業展開に結び付けたい考えだ。さらに、資金を出した個人が現地を訪ね、観光業復活による地域経済への貢献にも期待している。

 

 木曽町の市街地は2014年9月の噴火による降灰などの被害はほとんどなかった。しかし、風評被害で観光客が減少したまま。八十二銀は今後も御嶽山周辺の小口投資案件でセキュリテを通じて、資金と関心の両方を集めて地元の活力となるよう力を注ぎたいとしている。

http://www.securite.jp/activity/?ba=b11204a30522