フランスのエネルギー大手のトタル（Total）は、2050年までに事業活動に加え利用者の使用によるScope3も含めて温室効果ガス(GHG）をネットゼロとする目標を公表した。目標設定は機関投資家等によるエンゲージメントイニシアティブである「Climate Action 100+」 との協議を経て、共同声明の形で公表された。欧州ではBP、ロイヤルダッチシェルがすでにネットゼロ宣言をしており、欧州のエネルギー大手が出そろったことになる。

 

　共同声明によると、トタルは①グローバルベースでの事業活動からのGHGの直接排出（Scope1）および操業に伴う光熱費等からの間接排出（Scope2）を2050年までにネットゼロとする②すべての拠点での製造と欧州での顧客によるエネルギー製品からの排出量……

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