ドイツ政府は現在開催中の議会に、石炭火力発電所全廃法案を議会に提出しているが、このほど議会と政権与党内での調整による修正で合意した。この結果、廃止の期限はこれまでの2038年から3年前倒しの2035年とし、CO2排出量の多い褐炭火力発電所に廃止に伴う事業者への補償については、43億5000万ユーロ(約5220億円)を支払うとしている。順調に議会審議が進めば、法案は夏休み前に成立する見通しという。
(写真は、ドイツのエネルギー転換を象徴する石炭火力発電所と風力発電所:西部エシュバイラーで)
石炭火力発電所の廃止日程の3年前倒しは、全ての褐炭・石炭火力発電所に適用する。ただ、実際に予定通りの廃止が可能かど……
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