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|8.温暖化・気候変動
|エネルギーミックスの選択肢に関する経済影響評価~原子力の段階的な依存度低減シナリオ、2050年CO2 80%減は可能~(IGES) |
エネルギーミックスの選択肢に関する経済影響評価~原子力の段階的な依存度低減シナリオ、2050年CO2 80%減は可能~(IGES)
2012-06-04 16:36:59
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1. 背景と目的日本は現在、エネルギー・環境戦略の全面的見直しを迫られている。本研究では、CO2排出量を2050年までに1990年比で80%削減する場合、福島原発事故以前のエネルギー基本計画のように、原子力を将来にわたり増やしていくシナリオと、原子力への依存を2050年までに段階的に低減させるシナリオとでエネルギーシステムの姿にどのような差が出るのかを比較した。これまでのエネルギー供給面における議論は、主に短期的な発電コストの変化に集中しており、長期的なコストの変化等についてはなされていない。また、政府が国内外で表明している2050年における温室効果ガス排出量の1990年比80%削減を踏まえた分析もいまだに少ない。 | |
2. 分析・比較したシナリオ本研究では以下の2つのシナリオを想定した。両シナリオにおける2050年までのCO2排出量については、1990年の水準(11.4億トン)に対して2020年に17%減、2030年に 40%減、そして2050年に80%減と想定した。
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3. 結果と考察
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