HOME8.温暖化・気候変動 |英政府、2030年の温室効果ガス削減目標を90年比68%削減に引き上げ。世界トップクラスに。来週のパリ協定5周年記念「サミット」で、日本等の各国にNDC抜本改革を要請へ(RIEF) |
Johnson001キャプチャ

 

  英国政府は3日、2030年の温室効果ガス排出量を68%削減(90年比)に引き上げることを公表した。EUが55%削減を目指しているが、英国の新削減率はそれを大きく上回る。また日本の30年目標は「2013年度比26.0%減(2005年度比25.4%)と設定しているが、90年比では18%削減に過ぎず、英国の削減率は日本の4倍近い。EUや英国が2030年目標の引き上げ競争の様相を呈する中で、長期目標を何とか打ち出した日本だが、現実的な2030年目標を示せるかどうかが問われる。

 

 英政府が30年の削減率を高く設定するのは、独立委員会の気候変動委員会(Climate Change Committee : CCC)がパリ協定の国別対策貢献(NDC)について出した勧告に基づく。CCCは2050年ネッ……

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