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再生エネ買い取り、価格差で不公平感-住宅用蓄電池34円、車載用電池42円(日刊工業新聞)自動車業界への配慮?

2012-06-07 12:55:53

家庭用充電器にも使える電気自動車(三菱自動車:IMiEV)
家庭用充電器にも使える電気自動車(三菱自動車:IMiEV)


経済産業省は7月開始の再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度で、住宅用蓄電池をダブル発電として扱う方針を決めた。住宅に太陽光発電と蓄電池を併設する場合、買い取り価格が太陽光単独に比べて2割安くなる。一方、住宅に電力供給できる電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)はダブル発電にしない方針。買い取り価格差から不公平感が生じ、消費者や関連業界から不満の声が上がる可能性もある。

 再生可能エネの固定価格買い取り制度は、太陽光発電の価格を1キロワット時当たり42円に設定。しかし、太陽光(10キロワット未満)と蓄電池を併設した住宅からの価格は現行の余剰買い取り方式を踏襲し、同34円だ。
 

住宅用蓄電池に充電した電気の大半は太陽光発電由来の電気であるとのデータを確認できないため、燃料電池やガスコジェネレーションなどの自家発電設備と同じ扱いになる。

 

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1520120607abbd.html