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中国のCO2排出量、従来データより20%多い可能性=研究(Reuters)
2012-06-12 02:03:02
[シンガポール/北京 11日 ロイター] 中国の二酸化炭素(CO2)排出量データに対する新たな分析結果が10日、気候変動を扱う月刊誌ネイチャー・クライメット・チェンジに掲載され、同国のCO2排出量が、従来のデータよりも約20%多い可能性があることが分かった。
中国、英国、米国の科学者らで作る研究チームは、中国国家統計局が発表する1997─2010年までのデータを分析。国全体の排出量と、各地方の排出量の合計を比較した。
国全体としてのCO2排出量は、年平均増加率7.5%で、2010年の排出量が76億9000万トンだったのに対し、各地方の排出量を合計したものは、年平均増加率8.5%、2010年の排出量は90億8000万トンだった。
研究チームを率いた英リーズ大学のDabo Guan氏は、「この結果によって中国のエネルギー統計にさらなる疑念が生まれた」と述べた。
中国はすでに米国を抜き、温室効果ガス排出量で世界一。同国政府は2011─15年で単位GDP当たりのエネルギー消費を16%削減、CO2排出を17%削減することを目標に掲げている。
http://jp.reuters.com/article/jpnewEnv/idJPTYE85A03H20120611