HOME8.温暖化・気候変動 |テナントビルのCO2排出量を比較 東京都が評価指標 (各紙) |

テナントビルのCO2排出量を比較 東京都が評価指標 (各紙)

2012-06-14 07:05:15

東京都は都内の中小テナントビルの二酸化炭素(CO2)排出量を比較できる評価指標(ベンチマーク)作成した。延べ床面積あたりのCO2排出量を7段階で評価。不動産投資家やテナント事業者がビルを選ぶ際の参考にしてもらい、低炭素の建築物の普及を目指す。今後はスーパーや飲食店などでも同様のベンチマークをつくる計画だ。


 都がビルや工場にエネルギー使用量などの報告を求めている「地球温暖化対策報告書制度」のデータを活用する。約2000の中小テナントビルの延べ床面積あたりのCO2排出量の平均値を基準に対象ビルを評価できる。




 建物の規模別に、小規模(延べ床面積1000平方メートル以上、3000平方メートル未満)、中規模(同3000平方メートル以上、1万平方メートル未満)、準大規模(同1万平方メートル以上、2万平方メートル未満)でそれぞれベンチマークを用意した。




 ベンチマークは都の環境局のホームページで見ることができる。環境局の担当者は「不動産市場で環境の価値が的確に評価される仕組みになれば」と話している。