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オリックス、取引先工場の屋根借り太陽光発電 (各紙)

2012-07-25 07:18:30

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各紙の報道によると、オリックスは取引先の工場などの屋根を借りて太陽光発電パネルを取り付ける新たな発電事業を始める。今後3年で100カ所以上の屋根で10万キロワット分の設備を作る。総投資額は約240億円の見込み。太陽光発電は通常は広い土地の手当てが必要だが、すでにある屋根を借りてコストを抑える。


 取引先企業に工場や物流・商業施設の屋根を20年間貸すよう提案。第1弾として中部地方のメーカーの工場の屋根を近く借り、約1000キロワットの発電設備を作る。今年度中に約50カ所で3万~4万キロワット分の設置を目指す。屋根を貸す企業はオリックスから賃料収入を得る。7月からの再生可能エネルギーの電力買い取り制度で買い取り価格が高水準となり、屋根を借りる発電事業で採算がとれるとオリックスは判断した。




 借りた屋根での発電は新たな事業モデルとなり、太陽光発電の普及に弾みがつく可能性がある。




 オリックスは15年までに300億円規模のファンドで計10万キロワット分のメガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設する計画だ。メガソーラーと借りた屋根での発電の合計で20万キロワット、総事業費540億円を見込む。