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ニューヨーク、エコ建築の最先端(National Geographic)

2012-07-31 15:48:01

日本の屋形船みたいだね
 ニューヨークのハドソン川に浮かぶ「サイエンス・バージ(科学の荷船)」。積んでいるのは野菜を育てる温室で、ニューヨーク市民に環境問題を意識してもらう目的があるという。太陽光、風力、バイオ燃料で稼働し、カーボンニュートラル(二酸化炭素の排出と吸収がプラスマイナスゼロ)を実現している。

日本の屋形船みたいだね


 温室のトマトやレタス、ピーマンなどは水耕栽培で育つ。健康な農土が入手困難な都市環境に適し、天然資源も保護できる手法だ。雨水や濾過した川の水を循環させ、農薬は使わないという。

 最初にお目見えしたのは2007年の5月、非営利団体「ニューヨーク・サン・ワークス(New York Sun Works)」の設計で、屋上での使用を想定した、完全循環型かつ自給自足型庭園のプロトタイプだという。

 現在は非営利団体「グラウンドワーク・ハドソン・バレー(Groundwork Hudson Valley)」が運営し、ニューヨーク市のすぐ北に位置するヨンカーズで停泊中。授業の一環として参加する子どもたちも含め、数千人が訪れているという。

Photograph by Tyrone Turner

http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2012073002&expand#title