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新エネルギー業界 中国企業によるM&A時代が到来(人民網)

2012-08-08 22:59:26

世界中の再生可能エネルギー産業を買収してしまう?
 

世界中の再生可能エネルギー産業を買収してしまう?


 6月5日、中国の民間クリーンエネルギー企業「漢能控股集団」は、ドイツQ-CellsのCIGS薄膜太陽電池パネル子会社「Solibro」を買収することを発表した。さらに6月12日、A株上場企業「天順風能」は、風力タービン世界最大手・ヴェスタス(Vestas)傘下のデンマーク風力発電会社「Varde」の風力発電塔生産工場を買収することを発表した–。北京日報が報じた。

 世界4位の中国太陽電池メーカー「天合光能」は、ここ半年で少なくとも50社の欧州同業企業から買収の打診を受けている。同社の関係者は、太陽エネルギー業界だけでも約100社の欧州企業が「買収待ち」状態にあると予測する。

 買収取引を仲介する業者も忙しい。ノルウェーの非営利団体「Green Business Norway」の中国市場総監である董娜氏はここ3カ月間、中国各地を駆け回っている。董氏は今、買収待ちの「やっかいな欧州の新エネルギープロジェクト」を十数件抱えているという。

 欧州危機が深まる中、ますます多くの欧州新エネルギー資産が中国で売り出されている。資金不足により破産の危機にさらされている欧州企業にとって、急速に台頭し、十分な資金力を持つ中国新エネルギー企業は、願ってもない買い手だ。

 スタンダードチャータード銀行のチーフエコノミスト・Gerard Lyons氏は「時代はまさに、『メイド・イン・チャイナ』から『M&A・イン・チャイナ(中国企業によるM&A)』へと移り変わりつつある」と語った。(編集SN)

 

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