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太陽光向け電力変換装置、安川電機が生産5倍に (各紙)

2012-08-21 09:45:56

yaskawalogo
各紙の報道によると、安川電機は太陽光発電システム向けパワーコンディショナー(パワコン、電力変換装置)の生産を年内にも5倍にする。再生可能エネルギーの全量買い取り制度が始まり、産業用、家庭用ともに需要が増えていることに対応する。福岡県内にある自社工場内に生産ラインを整備し、まずは国内の需要を取り込む。


 パワコンは太陽電池で発電した直流の電気を交流の電気に変換する装置。同社は2010年から産業向け、12年から家庭向けにパワコンを投入している。




 需要拡大で行橋事業所(福岡県行橋市)内の生産ラインの能力を現在の月産200台から12年内には月産1000台に引き上げる。他の製品の製造設備を転用し新規投資を抑制する。国内を中心に売り込み12年度のパワコンの売り上げで11年度の4倍以上となる30億円を目指す。




 生産するのは産業用のパワコン1機種と集合住宅用3機種、家庭用2機種の計6機種。現在はほとんどが集合住宅用を含む産業用だが、今後は家庭用の生産も拡大する。




 パワコンでは国内大手の田淵電機も生産の拡大を計画しており、受注競争が激しくなりそうだ。