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みやぎ環境税導入の昨年度 12事業9億2240万円に充当(河北新報)

2012-08-23 11:59:55

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宮城県は、独自課税「みやぎ環境税」を導入した2011年度、同税を活用し、森林の間伐など総額9億2240万円の事業を実施したと発表した。
 宮城県の11事業には、7億5590万円を充てた。5年間で展開する間伐作業推進事業費として、3億6770万円を計上。11年度は約1420ヘクタールを間伐し、約10キロの作業道を整備した。住宅用太陽光発電の普及を促す事業では9530万円を活用し、1035戸に発電設備を設置した。

 市町村への助成は1事業の1億6650万円。公共施設への太陽光発電導入、街灯の発光ダイオード(LED)化に県内32市町村が取り組んだ。

 11年度の事業の結果、課税最終年度の15年度までの二酸化炭素(CO2)削減目標28万3520トンのうち、32.4%に当たる9万1736トンの削減見通しが立った。
 

11年度の税収は12億4840万円。課税期間は5年間で、総額75億円の税収を見込み、県事業に60億円、市町村事業に15億円を充当する。
 

宮城県環境生活部は「初年度は震災があり、事業の開始時期が遅れた。一部事業で生じた繰り越しも年内には完了させる」と話している。

 

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/08/20120823t11033.htm