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経産省、風力発電の新型ブレードの開発支援 FRPより軽量で高機能化(日刊工業)

2012-08-24 15:06:04

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経済産業省は風力発電設備向けに高機能ブレード部材の技術開発を支援する。既存の繊維強化プラスチック(FRP)より軽量で高性能な部材を開発し、装置全体の大型化に役立てる。政府が再生可能エネルギーの柱とする風力発電だが、送電網整備や規制緩和とともに、出力増加につながる装置の大型化が課題となっている。2013年度概算要求に約20億円を盛り込む方針だ。
 風力発電用ブレード部材の開発は完成品メーカーや部素材メーカーなどでコンソーシアムを形成する。新規開発する部材は軽量化で損なわれがちな剛性も維持するのが目標だ。
 日本国内で風力発電を普及させるためには、多発する台風や地震など自然災害に対応できる機器の耐性が求められる。そのため、基幹部品であるブレードの軽量化と剛性の両立を目指す。

 今回のプロジェクトは部材の実用化にとどまらず、参加メンバーでその後の事業戦略を共有することも要件となる。

 

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820120824aaad.html