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WWFが 1年間分のバイオマス発電によるグリーン電力証書を購入(WFF等) 他のNGO、NPOも後に続け!

2012-09-26 12:08:30

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「WWFジャパン」と「WWFサンゴ礁保護研究センター『しらほサンゴ村』」では、2012年6月期(2011/7/1~2012/6/30)の全使用電力(98,395kwh)にバイオマスのグリーン電力を使用しました。東京都港区のWWFジャパン東京事務所と、沖縄県石垣島の白保サンゴ礁保護研究センター「しらほサンゴ村」は、このほど年間総使用電力量に相当するグリーン電力証書を購入しました。

グリーン電力とは、太陽光、風力、バイオマス、地熱、水力といった自然の恵みから生まれた再生可能な自然エネルギーによって発電された電力のことです。

「グリーン電力証書」とは、このグリーン電力の持つ環境負荷価値を第三者機関が評価・認証して証書化したものです。希望者が自分たちの使用する電力量に応じて証書を購入すると、その分の電力量が「再生可能エネルギーを消費したもの」と見なされます。

通常どおり電力会社に支払う使用電力量の料金とは別に、グリーン電力証書を購入することで、電力の環境付加価値(二酸化炭素排出削減、化石燃料の使用削減など)分を支払うという考えです。

また、この購入資金は、太陽光発電や風力発電などの自然エネルギー事業に提供されることで、国内の自然エネルギーの普及拡大にも貢献できる仕組みです。

WWFジャパンでは、グリーン電力証書の購入に先立ち、まず、東京事務局(ビル共用部分を含む)と、「しらほサンゴ村」のそれぞれの電力使用量を確認するため、事務局内に設置された温室効果ガス(GHG)削減委員会とともに、数値を精査しました。

次に、数あるグリーン電力証書を扱う会社の中から、信頼性が高い会社を選び、実際に購入する証書を選定しました。証書は、太陽光、風力、水力、バイオマスなどの種類や、電力量の大きさによって価格が異なります。

どの会社のどのグリーン電力を購入するかについては、グリーンエネルギーを認定・認証する第三者機関「グリーンエネルギー認証センター」の運営委員を務める、WWFジャパン気候変動グループのスタッフとも相談し、最終的には信頼できる会社のなかから、バイオマス電力を購入することを決定いたしました。

WWFジャパン事務局では、これまでに待機電力の削減、LED灯への交換、昼休みの消灯、エアコンの使用台数や時間の削減などを行なってきましたが、こうした自主的な省エネに加え、「グリーン電力証書」制度を利用することで、再生可能な自然エネルギーの拡大にもつながる取り組みを、今後も推進してゆきます。

http://www.wwf.or.jp/news/2012/09/1_1.html