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再生エネ導入実績、目標の5割超す 想定より早く(各紙)

2012-09-26 18:03:13

各地で計画と建設が進むメガソーラー
各地で計画と建設が進むメガソーラー


各紙の報道によると、経済産業省は26日、再生可能エネルギーの8月末時点の認定実績を発表した。太陽光発電を中心に合計で130万キロワットとなり、固定価格の買い取り制度を導入して2カ月で今年度の予測の250万キロワットの半分を上回った。経産省は「想定よりも早い立ち上がり」とみている。比較的高めの買い取り価格が後押しとなり、年末には見通しを超す規模になりそうだ。

7月に始まった制度は一定の価格で10~20年間、再生エネを使って発電した電気を電力会社が買い取る仕組み。政府は先にまとめたエネルギー・環境戦略で、固定価格による買い取りを原発稼働ゼロも見据えた再生エネ普及の起爆剤と位置付けている。一方で発電のコストは高く、電気料金の上昇により家庭などの負担が増す面もある。


 発電設備の容量でみた8月末の実績によると、メガソーラーなど住宅以外で使う太陽光が73万キロワットと最も多かった。住宅向けの太陽光の31万キロワット、風力の26万キロワットが続いた。設置に時間がかかるものもあり、すべてですぐに発電できるわけではないという。




 住宅で使う太陽光を対象にした旧制度に基づく分も含め、4~8月に運転を始めた再生エネの設備容量は68万キロワットになったとの実績も公表した。住宅に設けた太陽光が60万キロワットと大半を占めた。




 経産省は固定価格買い取り制度のモデル契約書も発表した。メガソーラーや風力発電所の事業者を念頭に、電力会社と買い取り契約を結ぶ時に活用を期待している。




 電力会社が提示した契約書の中には毎年更新するものだったり、買い取り価格を変更できるとの記載があったりしたという。経産省は固定価格の買い取り制度の趣旨に合わないと判断し、模範となる契約書を作った。

 


















































8月末までに認定を受けた設備容量 年度末までの導入予測
太陽光(住宅) 30.6 150
太陽光(非住宅) 72.5 50
風力 26.2 38
中小水力(1000kw以上) 0 2
中小水力(1000kw未満) 0.1 1
バイオマス 0.6 9
地熱 0 0
合計 130 250



 7月に始まった制度は一定の価格で10~20