HOME8.温暖化・気候変動 |茨城県那珂市、調整池の上部空間を賃貸、太陽光発電事業者を募集(茨城新聞) 「空間貸し(?)」 櫓を組むか、透明のパネルか?   |

茨城県那珂市、調整池の上部空間を賃貸、太陽光発電事業者を募集(茨城新聞) 「空間貸し(?)」 櫓を組むか、透明のパネルか?  

2013-01-14 10:44:49

那珂市が事業者を募集する太陽光発電所の設置予定場所=那珂市福田の一の関調整池


那珂市が事業者を募集する太陽光発電所の設置予定場所=那珂市福田の一の関調整池
那珂市が事業者を募集する太陽光発電所の設置予定場所=那珂市福田の一の関調整池


那珂市は、同市福田の市有地「一の関調整池」の敷地1万8800平方メートルを対象に、大規模太陽光発電所(メガソーラー)を設置し東京電力に売電できる事業者を募集する。調整池の上部空間を貸与して市の収入に充てるとともに、災害時の非常用電源としての活用も視野に入れる。市は10月の運転開始を見込んでいる。
市は非常時を除いて“空き地”となっている調整池に着目。調整池としての機能を維持したまま、上部空間を使った太陽光発電所を設置できる事業者を募る。
市有地を有効活用することで固定資産税と借地料収入に結び付け、自主財源確保の一助とする一方、災害で停電した際の非常用電源として、この発電所から電気を供給できる態勢を事業者には求めていく。さらに、市のホームページで発電量を公開し、環境教育に役立てていくことも想定している。

募集は公募型プロポーザル(提案)方式とし、募集期間は21日から2月1日まで。同19日に選定委員会の審査で事業者を決定し、6月に協定を締結した後、10月の運転開始を目指す。

事業期間は15年程度。出力は応募者の提案とするが、市によると1メガワット規模となる見込み。補助金は交付しない。

問い合わせは市政策企画課TEL029(298)1111(内線432)。

 

http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13579070973258

◇  ◇

茨城県下では昨年、阿見町が工業団地の調整池を活用した太陽光発電施設を立ち上げている。茨城では調整池が人気なのかもしれない。(FGW)