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日立プラントテクノロジー、太陽光発電で海水淡水化 パラオから設備受注 3億円 (日刊工業)

2013-03-11 08:24:14

hitachisite_id_small
hitachisite_id_small日立プラントテクノロジーはパラオで太陽光発電を利用した海水淡水化プラントを受注した。造水能力は1日当たり450トンで、受注額は約3億円。太陽光発電式の淡水化プラントの受注は、オセアニア地域ではツバル、ナウルに続いて3件目。同地域では、ほかの国からの案件受注も見込んでいる。また将来は、下水など環境設備の需要も出ると見て、今回を含めた実績を足がかりに受注につなげる。
パラオの公共施設・産業・商業省から受注し、南部のペリリュー島に12月までに建設する。塩分を含んだ海水を地下から取水、脱塩し、給水タンクに貯蔵することで、住民の飲料水確保の安定化につなげる。太陽光発電設備は出力65キロワットで、淡水化設備の電源をまかなうほか、電力系統と接続するため、淡水化設備が稼働していない時間帯は電力会社向けに供給できる。

 

日立プラントは設備の製作から納入、据え付けを手がけるほか、現地担当者への運転指導も担う。

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0520130311aaaf.html