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米予算教書、クリーンエネルギー関連予算を40%増額(Reuters) オバマは本気、アベは?

2013-04-11 12:22:19

solar250px-Giant_photovoltaic_array
solar250px-Giant_photovoltaic_array[ワシントン 10日 ロイター] オバマ米大統領が10日提出した2014会計年度の予算教書には、クリーンエネルギー関連予算の大幅な増額が盛り込まれた。電気自動車、風力発電などへの政府支援強化を目指す。

オバマ政権が2期目もクリーンエネルギー開発を重視する方針が明らかになったが、共和党は大統領の政策を批判している。

財源は、優遇税制の廃止や石油・ガス企業向けの補助金削減などで捻出する。民主党は過去に化石燃料向け補助金40億ドルの撤廃を目指したが、実現には至らなかった。

予算教書に盛り込まれたクリーンエネルギー関連予算は現行水準から40%の増額。環境保護予算や年金支給額などさまざまな予算が削られるなか、大幅な増額となった。

ただ、予算教書がこのままの形で法制化される可能性は低い。

米国では連邦政府の補助を受けた太陽電池メーカーが破綻しており、共和党からは予算の無駄遣いとの批判が出ている。

エネルギー省の予算は現行水準から8%増額の284億ドル。

先進自動車向けの予算を75%増額し、5億7500万ドルとするほか、自動車研究開発向けの基金も設立し、毎年2億ドルを助成する。

太陽・風力発電関連予算も現行水準から29%増額。バイオ燃料関連予算も24%増額した。