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世界の環境ブランドランキング、トヨタが3年連続首位 消費者の環境配慮意識の商品・サービス化で先行(FGW)

2013-06-12 23:47:47

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interbrand_logo米コンサルティング会社「インターブランド」は12日、2013年の世界企業の「グリーンブランド・ランキング」を発表した。1位は世界で最もハイブリッド自動車を発売した「トヨタ」が選ばれた。トヨタは3年連続の首位。2位「フォード」、3位「ホンダ」と、上位三ブランドが自動車メーカーだった。また4位「パナソニック」、5位「ニッサン」と、上位5ブランドのうち4ブランドを日本企業が占めた。

同社の調査は、各企業が展開する環境配慮の商品・サービス力や社会貢献などの実践と、消費者がそ各企業のブランドから環境配慮をどう認識しているかのギャップがどれくらいあるかを評価する手法。同社のグローバルCEOのJez Frampton氏は、「ブランド力は、各社の明確な戦略に基づく。それらの戦略は単にビジネスの推進力だけではなく、社会における環境とコミュニティにポジティブな影響を及ぼすものでないと、消費者に支持されない」と指摘している。

 評価に際して、環境持続可能性(Sustainability)分野の分析を担当した Deloitteのグローバル・サステナビリティ・リーダーであるDavid Pearson氏は「消費者や株主は、企業に対してますます持続可能性の実績の開示を求めるようになっている。企業はそうした外部の認識を自らの内部努力(製品・サービス)に反映することを競い合うことで、競争力を高めている」と分析している。自動車業界のブランド競争は、その典型といえる。自動車市場がグローバル市場であり、かつ消費者の環境意識を製品開発に組み込んだ競争が世界的に加速しているといえる。Global Green Brands 2013 Ranking

 

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