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東京都のアジアヘッドクォーター特区に 初の外国企業進出 太陽光発電大手のベルギー社誘致 (FGW)

2013-07-27 12:47:27

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asiaheadquarterh2_asia_head東京都は26日、外国企業の集積を目指sして設置した「アジアヘッドクォーター特区」に、ベルギーの太陽光発電システムの設計・施工の大手企業の進出が決まった、と発表した。進出するのはベルギーのイカロスソーラーで、国内の太陽光発電のパイオニア的存在のライジングコーポレーション(大阪府池田市)と特区に合弁会社を設立する。同社は特区誘致企業の第1号となる。

 

イカロス社は、太陽光発電システムを設計から施工まで一貫して提供する。ライジング社も、国内で住宅向け太陽光発電システムの設計・施工の分野で実績を誇る。合弁会社は、住宅向けだけでなく、産業向けのシステムを研究開発し、今後、遊休地や商業施設の導入を中心に事業8月にも日系企業と合弁会社を設立。日本の天候に合う製品や運用方法などを研究開発し、自治体などに現行より10~20%低価格で販売する。


 都が誘致したのはベルギー企業のイカロスソーラー。同社はヨーロッパだけでなく、インド、トルコ、メキシコなど、グローバルに太陽光ビジネスを展開している。今回の日本進出では、住宅向け太陽光発電システムの設計・施工のライジングコーポレーション(大阪府池田市)と合弁会社を特区内に設立する。産業向けの太陽光発電システムを研究開発し、遊休地や商業施設などへのビジネス展開を目指す。対象地域は、固定価格買い取り制度(FIT)が導入されている日本だけでなく、今後、成長が見込めるアジア市場も含めていく。


東京都の「アジアヘッドクォーター特区」は、新たな外国企業誘致プロジェクトで、平成28年度までに、アジア地域の業務統括拠点・研究開発拠点となる企業50社を含む外国企業を500社以上を誘致する計画。特区は東京駅や六本木など8か所を指定しており、進出した企業に対しては、都が税制優遇や人材採用時の経費補助などの支援プログラムを提供する。イカロスとライジングの合弁会社の代表には前Qセルズジャパンの部長を務めた中西 晃一氏が就任する。アジアヘッドクォーター特区:http://www.chijihon.metro.tokyo.jp/ahq_project/second/download/PDF/Asia_HQ_Japan_0625.pdf