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小泉元首相 「新規原発建設は もう無理 自然エネルギーの増加で日本の成長を」 財界人の前で主張(FGW)

2011-07-29 00:06:27

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  小泉純一郎元首相は26日、国際公共政策研究センター主催の「震災後の日本経済を展望する」シンポジウムで講演し、「新規の原発建設は無理だ。原発を減らし、自然エネルギーを増やさないと、日本の成長はない」との考えを示した。「(震災・原発事故による)ピンチをチャンスに変える意欲と意思とエネルギーを日本国民は持っていると信じている」と訴えた。

 

 小泉元首相は「石油危機を機に石油依存度が下がった」と戦後日本のエネルギー事情の変遷を踏まえ、震災・原発事故を契機に「今度は原子力を減らしていかないといけないと大方の国民は考えている」と指摘。そのうえで、太陽光発電や風力発電など再生可能エネルギーの開発・普及の促進を「国民が協力して成長戦略として力を注ぐべきだ」と語った。

 

 シンポジウムには経済界から関西電力相談役秋山喜久氏、東芝社長佐々木則夫氏、新日本製鉄名誉会長の今井敬氏、キヤノン会長の御手洗冨士夫氏、パナソニック会長の中村邦夫氏、トヨタ自動車相談役の奥田碩氏らが出席。震災や電力不足を乗り越え、日本企業が世界で勝ち残る方策などについて議論した。

http://cipps.org/event_0726.html