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孫正義氏:「自然財団」理事長にスウェーデン・エネ庁長官(毎日)

2011-08-20 09:26:53

ソフトバンクの孫正義社長が私財で設立した「自然エネルギー財団」の理事長に、スウェーデン・エネルギー庁長官のトーマス・コバリエル氏が就任することが明らかになった。コバリエル氏は「脱原発論者」として知られ、孫氏は海外政府機関の有力者を招くことで日本政府に自然エネルギー推進の働きかけを強める構えだ。

財団は孫氏が個人で10億円を拠出し、今月12日に設立した。孫氏は世界的な研究者らを集め、太陽光など自然エネルギーについての研究や政策提言を行う考えを示している。

 

コバリエル氏は1961年生まれ。エネルギー分野の研究者でもあり、原発については「環境負荷や事故リスクを含めるとコストが高い」などと否定的で、自然エネルギー推進を主張してきた。

 

コバリエル氏はエネルギー庁のホームページで「日本は大きな課題に直面しているが、それを乗り越える強い力を持っている。だからこの任務を引き受けようと思った」とコメントしている。近くエネルギー庁長官を辞任したうえで、理事長に就任する。【乾達】

 

http://mainichi.jp/select/today/news/20110819k0000m020149000c.html