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米カリフォルニア州の大気環境賞 東京都前局長の大野輝之氏が受賞 日本人初 (FGW)

2014-04-25 14:32:13

受賞式場で記念撮影に臨む大野氏
受賞式場で記念撮影に臨む大野氏
受賞式場で記念撮影に臨む大野氏


各紙の報道によると、米カリフォルニア州の大気資源委員会は大気汚染改善に貢献した人を顕彰する2013年「ハーゲンシュミット・クリーン・エア賞」を、日本の自然エネルギー財団(東京)の大野輝之常務理事(60)ら3人に授与、24日、サクラメントで授賞式を行った。同賞は2001年設立で、日本人の受賞は初めて。

同賞は、大気汚染の改善や気候変動対策に貢献のあった人人を、年に1度に顕彰する制度。大野氏は昨年まで東京都環境局長を務め、二酸化炭素排出量を規制する東京都独自の温室効果ガス排出量取引制度を、国に先駆けて実施したほか、ディーゼルトラックの排ガス規制導入にも尽力した。

2013年7月に都を定年で退任後は、ソフトバンクの孫正義氏が設立した自然エネルギー財団の事務局長に就任、再生可能エネルギー発電の普及などを手がけている。授賞式に出席した大野氏は「東京都環境局スタッフの献身的な努力によって、政策は実現できた。個人で賞をいただくのはいささか気後れもあるが、仲間と喜びたい」などと語った。