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宝塚歌劇の公演 CO2排出量実質ゼロへ。カーボン・オフセットで、「地球に優しいタカラヅカ」実現(RIEF)

2016-01-26 18:51:36

 

 阪急電鉄と大阪ガスは、宝塚大劇場での講演で、温室効果ガス排出削減を実質ゼロにする「宝塚大劇場カーボン・オフセット公演」を来月から展開する。「タカラヅカは地球環境にも優しい」ことをアピールする。

 

 「地球環境に優しいタカラヅカ」は、政府が運用する温室効果ガス排出削減の認証制度であるJ-クレジット制度を活用する。宝塚がカーボン・オフセットに挑戦するのは、昨年度に続き、二度目となる。

 

 対象となるのは、2月5日~3月14日に予定する雪組公演浪漫活劇『るろうに剣心』と、3月18日~同21日に予定する星組公演ミュージカルの『こうもり』、ショー・スペクタキュラー『THE ENTERTAINER!』の一部公演。

 

 これらの公演実施に際して排出されるすべてのCO2をオフセット(相殺)するため、まず、大劇場の館内の照明設備のLED化を進めることで消費電力を削減する。また電力需要平準化につながる天然ガスを利用した大阪ガスの高効率ガス冷房システムを採用するなどで、CO2排出量を減らす。さらに、大阪ガスが兵庫県ない企業から取得したJ-クレジットによって、公演でのCO2排出量を実質ゼロとする予定。

 

 CO2排出量の削減見込み量は750~800㌧で、一般家庭約180~200世帯の年間排出量に相当する。さらに、大阪ガスでは今回の取り組みにあわせて、これら対象公演から、その最終日となる2016年3月21日13時公演に抽選で150組300人を招待するチケットプレゼントを企画している。

 

 J-クレジット制度は、省エネルギー機器の導入や森林経営などの取り組みによる、CO2などの温室効果ガスの排出削減量や吸収量を、クレジットとして国が認証する制度。この制度により創出されたクレジットは、低炭素社会実行計画の目標達成やカーボン・オフセットなどに活用できる。

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http://www.hankyu.co.jp/company/news/pdf/3890.pdf