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湯沢地熱のアセス開始 出力4万2千キロワット、15年着工(河北新報)

2011-11-08 10:55:00

 秋田県湯沢市の山葵(わさび)沢、秋ノ宮両地区で地熱発電の事業化調査を進めてきた湯沢地熱(湯沢市)は7日、両地区を開発対象とした「山葵沢地熱発電所(仮称)」の新設計画を明らかにした。2015年着工、20年の運転開始を目指す。事業費は数百億円に上る見通し。
 計画によると、想定する出力は4万2000キロワット。8万世帯分の電力に相当する。熱水と分離した蒸気でタービンを動かす工程を2回行う方式を採用し、エネルギーの効率化を図る。
 


湯沢地熱は同日、枝野幸男経済産業相に環境影響評価(アセスメント)の方法書を提出。中西繁隆社長は「地熱発電は天候に左右されず、安定的に電力を供給できる。二酸化炭素の排出抑制など社会的背景や調査を踏まえ、計画を進めることにした」と述べた。

 同社は昨年4月、山葵沢、秋ノ宮両地区の地中を調べるため、電源開発(Jパワー)と三菱マテリアル、三菱ガス化学が設立。事業化の可能性を調査していた。

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111108t42023.htm