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ダーバン会議のゆくえ(KIKO)

2011-12-03 19:04:04

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ダーバン会議COP17/CMP7(気候変動枠組条約第17 回締約国会議・京都議定書7回締約国会合)が始まった。会議に先立ち、気候変動が加速していることを突き付ける情報が次々に入ってきている。世界気象機関(WMO)は、大気中の温室効果ガス濃度が加速度的に上昇し、このままでは破局シナリオに向かっていることを伝えた。国際エネルギー機関(IEA)は、「世界エネルギー見通し2011」で、産業革命前からの気温上昇が2 度を下回る道は閉ざされつつあり、2017 年までに新しい格な対策を取る必要があると警告した。
ダーバンでは、会議初日の豪雨・洪水によって6 人が死亡、数百人が被害を受ける事態となり、気候変動の被害が世界の各地域で広がっていることを、交渉関係者自身が実感することとなった。もはや残された時間のない、切迫感が高まるこの気候変動問題に、ダーバン会議はどう立ち向かうことができるだろう?地球の未来は救えるだろうか?
■波乱もなく、交渉がスタート
初日の歓迎式典で、フィゲレス条約事務局長は、南アフリカのマンデラ元南アフリカ大統領の言葉「実現するまでは、それは不可能のように思えるものだ」を引用し、前向きな姿勢で交渉に望むよう訴えた。その後、開会プレナリーで議題が採択され、大きな波乱もなく交渉が始まった。

以下、KIKOのCOP17/CMP7通信No1を参照

http://www.kikonet.org/theme/archive/kokusai/COP17/Kiko_COP17_No.1.pdf