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カナダが京都議定書から離脱表明、批准国として初(Reuters)

2011-12-13 19:02:44

12月12日、カナダのケント環境相は、先進国の温室効果ガス削減を定めた京都議定書から批准国として初めて離脱することを表明した(2011年 ロイター/Chris Wattie)
[オタワ 12日 ロイター] カナダのケント環境相は12日、先進国の温室効果ガス削減を定めた京都議定書から離脱すると明らかにした。京都議定書を批准した国で離脱を表明したのはカナダが初めて。

12月12日、カナダのケント環境相は、先進国の温室効果ガス削減を定めた京都議定書から批准国として初めて離脱することを表明した(2011年 ロイター/Chris Wattie)




ケント環境相は記者団に対し、「以前も述べた通り、カナダにとって京都議定書は過去のものだ。正式に京都議定書から離脱するため法的権利を行使する」と述べた。具体的な離脱の時期は明らかにしなかった。

カナダはこれまでにも、米国や中国など多くの主要排出国が加わっていないことから、京都議定書の効果は見込めないとしていた。

南アフリカのダーバンでは11月28日から第17回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP17)が開かれ、12年末で期限の切れる京都議定書を5年間延長することなどで合意し、今月11日に閉幕していた。

同環境相はCOP17開催中に離脱を表明しなかったことについて、会議の妨げになることを避けるためと説明した。

http://jp.reuters.com/article/jpnewEnv/idJPTYE7BC01420111213